今日のレコーディングは7月から始まるドラマ『絶対零度2』の劇伴レコーディングでした。
作曲・アレンジャーは同い年の林ゆうきくん。
打ち込みのクールな使い方がスゴくカッコいいです。
劇伴の録音は時間の配分が大切なのですが、ちょっと曲数を勘違いしてしまっていて時間がギリギリちょっと押してしまいました…。メンバーのみんなの好意に感謝なレコーディングでした。
みんな、ありがとう!
劇伴は本当にいろいろな要素が入っています。
インストゥルメンタルな楽器の良さが全面にでるのでやりがいもあります。
時間との戦いの中ではありますが、みんなの集中力が一番のりやすい流れを導くのがトップの役目な気がします。
譜面を最初にさっと目を通して、この曲は時間をかけよう、この曲の譜面は難しくないので、あえて何回も弾かずにみんなの集中力を生かそう。
つまり2時間で8曲を録らないといけない場合でも、決して1曲15分という割り方には僕の中ではならないのです。
最初の曲はサウンドチェックも兼ねるので30分、途中で休憩も確保しなければですし、この曲はさっとと思えば5分で、この曲はテクニック的にも難しいしリズムももっとタイトにいきたいからもう少し粘ろう、というふうに。
…で、今日は最初にさっと目を通した時に、一曲見落としていました(;_;)
ち〜ん。。。
みんなのおかげで10分押しで何とか。感謝感謝です。
ドラマのタイトルや曲調からある程度ドラマの内容を想像して、あるいは尋ねて、例えば「マルモのおきて」のようだと全体的に優しい感じなサウンドを求めますし、ガンダムの戦闘シーンかな?というようなところでは激しくアグレッシブにというように表現をちゃんと毎回のプログラムに対してアプローチできるように心がけています。
当たり前のようですが、リズム、ピッチに気が行きすぎてしまいちょっと音楽とは離れたところで変にこだわってしまったりするのではなく、リズム一つとってもハギレの良さの程度、グルーヴの感じにあったリズム、ピッチのいい悪いにしても人数感があってのサウンドをしているかなど聴感上のピッチやリズムが良く聴こえるのはあたり前で、もっと立体的な見方をして、音楽をいかに表現できるかだと思っています。
その時のレコーディングスタジオ、エンジニアさん、メンバーのみんな、今ここにある環境下において最高なものをレコーディングできたらやっぱり嬉しいし楽しいです。
何だか仕事のことで熱く語ってしまいましたが、たまにはいいでしょう。